[S9-3] 森林チーム

森林は、世界の陸地の30%、日本の国土の70%を占める重要な生態系のひとつです。炭素の蓄積による地球温暖化の緩和、農作物の生産性に貢献する送粉動物の供給、様々な林産物の生産、レジャーや学習の場の提供など、森林が与えてくれる豊かで多面的な自然の恵み(生態系サービス)は、私たちの生活にとってかけがえのないものです。

しかし、近年の人間活動が引き起こしている急激な森林の消失、劣化、断片化や気候変動(地球温暖化)に伴う変化が、これらのサービスに大きな影響を与えることが危惧されています。これからも私達が、森林の豊かな恵みを持続的に享受していくためには、森林の恵みとそれに対する人間活動の影響を科学的に評価し、その評価に基づく効果的な保全策を実行していく必要があります。

森林チームでは、日本から東南アジアにかけての広い地域を対象に、森林の生態系サービスを評価する手法の開発・改良を行います。また、その手法を用いて様々な人間活動が森林の生態系サービスに与える影響を評価し、森林の生態系サービスに与える影響を低減する施策を提案します。