[S9-1-2] 農業環境における生物多様性評価のためのスケールアップ手法の開発・適用

 サブテーマ2では、人間活動と関わりの深い農業生態系に注目し、人間活動と生物多様性の関係を検討します。

    農業生態系において人間活動は、生物多様性に対して正の側面と負の側面の両方を持ちます。すなわち農業生態系は、生物多様性国家戦略において挙げられている3つの危機のうち、「人間活動の増加による多様性の危機:第1の危機」と「人間活動の縮小による多様性の危機:第2の危機」の両方が顕著に表れる生態系であると考えられます。我々の研究チームは、この両面から、農業生態系における人間活動と生物多様性の関係を検討していきます。

 一方、同様の問題は日本に限らないモンスーンアジア各地で起こる、ないし起こっていることが予想されるのですが、日本に比べてアジア各地では、これらを評価するための情報が極めて少ない現状にあります。このため、日本で行う研究の成果を基準として、日本以外のモンスーンアジア地域において「限られた情報で、どこまで農業生態系の評価が可能なのか」「足りない情報は何なのか」を明確化することも目指しています。
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