[S9-2- 1] 遺伝子・種多様性の指標開発とアジア植物への適応

レッドデータブック・ホットスポット地図、森林プロット樹木図鑑、遺伝子多様性アセスメントという3つの成果物をまとめるため、サブテーマ2~11と協力して東南アジアを中心に植生調査を実施し、植物の分布と多様性の解明・評価に取り組んでいます。また、遺伝子多様性指標に関して、集団の縮小・分断化後の動態から将来の遺伝子多様性を予測する手法を数理モデルにもとづいて検討しています。

【植物の分布と多様性】
これまで、カンボジア(カンポントム・カンポンチュナム省、クラチエ省、ボコー国立公園)・インドネシア(ゲデパングランゴ山国立公園、ハリムン山国立公園)・タイ(インタノン山国立公園)で森林プロットの調査を実施しました。プロット内の全植物種(樹木・草本・シダ)を採集し、DNA配列・分類学的文献・ハーバリウム標本にもとづいて同定作業を進めています。


図.カンボジア・カンポンチュナン省プロットにおける樹木図鑑のサンプル

【遺伝子多様性指標】
集団の遺伝子多様性解析を行い、塩基多様度、多型サイト数、Tajima’s D 等の中立統計量が集団のサイズ変化、分断化によってどのように時間的に変化するかを明らかにし、集団でのこれらの統計量の推定値から集団の過去から現在までの動向を推測し、将来を予測する方法を開発します。


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