[S9-2-11] 気候変動に対する植物の適応力評価

アブラナ科シロイヌナズナ属植物野生種を指標種として、過去から現在に至る適応遺伝子の対立遺伝子頻度変化を追跡し、気候変動に対する植物の適応力評価を行い、遺伝子多様性アセスメント報告に貢献します。

気候変動に対する植物の適応力を評価するためには、環境適応に関与する遺伝子(適応遺伝子)を明らかにした上で、過去から現在に至る適応遺伝子の対立遺伝子頻度の変化を元に、将来を予測する必要があります。しかしながら、適応遺伝子を探索するためにはゲノム情報が必要であり、さらには過去の集団を復元することは決して容易なことではありません。

シロイヌナズナ属では、モデル生物であるシロイヌナズナをはじめ複数の植物種でゲノムプロジェクトが進行中です。そこで、これらの植物の現生の集団と過去の集団において、ゲノムレベルの遺伝子解析を進めることで、適応遺伝子の時空間動態を解析します。これらの解析をふまえ、Ecological Genome Niche modeling (生態ゲノムニッチモデリング) 解析を行なうことで、気候変動に対する植物の適応力を評価し、ゲノムを基本単位とした新しい保全・管理体系を考案することを目指します



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