[S9-4] 陸水チーム

淡水域は地球の表面積の0.8%しかありませんが、現在記載されている生物種の6%が生息しています。
このように、淡水域は生物種の多様性が極めて高い生態系で、私たち人間も淡水域とその周りの生態系から飲み水や水産資源などのたくさんの恵みを受けて暮らしています。

しかし現在、地球上の淡水域では、人間活動により生態系の劣化と生物多様性の損失が急速に進行しています。このままでは、生物種が減るだけでなく生態系本来の機能が低下し、私たちも自然からの恵みを受けられなくなる可能性があります。これらの問題を食い止めるためには、淡水域の生態系を科学的に評価し、効果的な保全政策を提案する必要があります。

陸水チーム は、湖沼、河川、湿地、ため池などを中心とする淡水域を対象とし、まず、調査の実施や文献収集などにより、生物多様性を指標する生物情報とそれに関係する環境要因についてのデータベースを整備します。次に、それらのデータを統計解析し、生態系の劣化や生物多様性の損失を引 き起こしている原因(駆動因)を特定します。整備したデータベースや駆動因解析の結果を活用し、生物多様性の評価手法(指標)を開発し、 現状の淡水域の生物多様性の評価を実施します。さらに、幾つかの保護区選定のツールを用い、優先的に保全すべき場所を提示します。
 
@カンボジア